欲台風が通過する地域ですが、昨年の台風はなかなかに強く、あちこちで被害が発生していました。我が家も、新しく家を建てて10年近くになりますが、初めての被害を経験。半年以上たつというのに、はがれた屋根瓦が今なお屋根にのっています。そんな災害のひとつに、桜の木の煙害があります。小さなものですが、地元での桜並木と言える程度に数十本桜が集まっているところがあるのですが、そこの桜は台風後の秋に、チラホラ花を咲かせました。塩害で歯が落ちてしまったのにくわえ、その後の気温が高かったので、春と間違えたのか、生存本能なのか…。なんにしろ、暑い中の長時間停電や被害などで疲れていた気持ちを、淡いピンクの桜の花がほっこりさせてくれたものです。そんな桜たちが、この春も綺麗に花を咲かせてくれました。正直、台風の影響や、秋に咲いたものは春には咲かないらしいので心配していましたが。確かに満開というには隙間が目立ってはいましたが。春の訪れを告げてくれました。近くを通るたび芽を探し、開花を予想し、花を探し…と、近づく春を毎年感じさせてくれる桜。これからも、台風はきますが、枯れることなく長くあり続けて欲しいこの町の彩りです。